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コスパ最高!あいさつの話。評価は上がり、重要な仕事が舞い込んでくる

「あいさつ」は人間関係やコミュニケーションの基本だということに異論を唱える人は少ないと思います。きちんとあいさつすることで、周りから一目置かれ信頼度が上がっていきます。ビジネスシーンでは、初見のあいさつは出来て当たり前、マイナスポイントにならないよう気をつけたいものです。

みなさんも親から「きちんとあいさつしなさい」と言われてきた方がほとんどだと思いますし、子供に同じことを言っている人も多いでしょう。近所の方で話したことはないが、あいさつだけはする人も多い。そんな関係はお互いに安心ですよね。

また朝に立ち寄ったコンビニなどで、気持ちいいあいさつをされると気分よく1日が始まる気がします。たった一言のあいさつが、一日の気分を変えるって素晴らしいことです。

たかがあいさつ、されどあいさつ。一日の始まりや人との出会いを気分よく爽快にできる「あいさつ」のパワーを考察してみたいと思います。それでは、いってみましょう!

あいさつの意味

あいさつは漢字で「挨拶」と書きます。見たことはもちろんあると思いますが、いざ漢字で書けと言われたら、「あれ?」となり正しく書けない人もいるかも知れません。

「挨拶」は禅からきた言葉です。「挨」と「拶」にそれぞれ意味があります。「挨」は「心を開く」という意味で、「拶」は「相手に迫る」という意味です。(諸説あるかもしれません)

「挨拶」の語源は、「心を開いて、相手に迫ること」となります。学校の先生から聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

あいさつ3つのポイント

あいさつをする時に、3つのポイントがあります。どれも簡単なことですが、この3つを意識してあいさつすると、あなたのあいさつは、相手に良い感じを与えるはずです。

相手にヘソを向ける→正対することです。正面を向けることで感じが良くなります。

言葉を発する→当たり前のことですが、はっきりとした言葉であいさつできていますか。

アイコンタクトする→目を見るのが得意じゃない方も、一瞬でもいいので優しくアイコンタクトしましょう。

逆をやると、感じの悪いあいさつが簡単にできます。オフィスあるあるだと、デスクに座ったままPCから顔を上げず、「おあえ」みたいな感じでゴニョとあいさつをする人はいませんか?

自分も振り返るとたまにやってしまっているかもと焦ります。でも気づくことが大切で、次からは気をつけようと前向きに捉えます。

あいさつは何のためにやるの?

あいさつの目的は何でしょうか?そりゃあいさつだからね、するでしょう、という感じだと思います。決まりだから、常識だから、やれって言われたから、と考える人も多いでしょう。

ずばり、あいさつは「自分のためにします」。誰のためでもなく自分のためです。あいさつの語源を考えれば、心を開くのも相手に迫るのも自分です。主語は自分です。

相手の心を開くために迫るわけではないのです。ちなみに、「迫る」という言葉は「相手に少しずつ近づく」ぐらいに考えた方がいいかもしれません。近づき過ぎてストーカーに間違えられないようご注意くださいね(ないかw)。

話を戻します。あいさつは、自分は良い人間ですよ、敵じゃありませんよ、という一方的なアピールです。なので、過度に迫ったり、相手からの同じようなあいさつを求めたり、してはいけないのです。

例え、相手があいさつをしてくれなかったとしても、何の問題も感じる必要はありません。ましてや、何で俺があいさつしているのに、お前はしないのだ!とキレてはいけません。

あいさつは、自分が自分ために行うものであり、他人から何かを得るためのものではないことを心に止めておきましょう。

あいさつの話あれこれ

上前淳一郎さんの「読むクスリ」という本をご存知でしょうか。ある一定以上の年代の方はご存知かもしれません。たくさんの良い話があり、私は、20代の頃からファンでよく読んでいました。

その中で、コンビニ強盗の話がありました。ある男が深夜のコンビニに強盗に入ろうとします。その男は結局、警察に捕まってしまうのですが、こう供述したそうです。

はじめに予定していたコンビニに入ったが、店員の男に元気よく挨拶されたので怯んでしまった。そこで別のコンビニに行ったら、そこの店員が元気もあいさつもないので、ここなら行けると考え強盗したと。挨拶一つで、強盗を防げるのですね!すごくないですか。

昔の記憶なので、詳細は間違っているかもしれないが、サービス業をしている身としては、なるほどな、と感心したことを覚えています。

もう一つは、知り合いのフリーで研修をやっている人の話です。近所のコンビニは、まったくあいさつしない、感じの悪いアルバイトがいたそうです。

自分が利用する時間に必ずいるので、いつも気分が悪くなっていました。コンビニなんてたくさんあるので、別の店に変える選択肢はあったが、研修のプロとしてあるチャレンジを思いついた。この店員を変えてやろうと。

まず、お会計時に、こちらからアイコンタクトでニッコリとあいさつするようにした。相手がしなくても毎日、毎日。しばらくすると、あいさつを返してくれるようになった。

そこで第2段。世間話をする。今日は暑いですね、いつもありがとう、などの簡単なもの。すると笑顔で対応してくれるようになり、向こうからあいさつや世間話をするようになった。

自分が行かない他の時間帯はわからないが、心を開いて相手に迫った結果、毎日気分よく買い物ができるようになったという話です。

敵対したらそこで終わりだが、あいさつ一つで人は変わるのですね。

まとめ

挨拶の意味は、「心を開いて、相手に迫る」である

挨拶の3つのポイントは、「正対する」「発声する」「アイコンタクト」である

挨拶一つで、状況が変わることがある

あいさつは、コミュニケーションの基本です。数秒、一言にコミュニケーションが集約されています。究極のコミュニケーションといってもいいかもしれません。

あいさつで、相手に自然に受け入れられ、信頼残高が高めることが出来れば、評価が上がり、重要な仕事が舞い込んでくるようになることでしょう。

いつの時代も変わらぬものの一つ、それがあいさつだと思います。人と人との関係性において、いろいろなパターンがあります。本質は変わらぬとも、やり方は無数に存在するはずです。みなさんも、自分らしいあいさつを、ぜひ探求して頂ければ幸いです。

最後まで、お読み頂き、ありがとうございました!